小さい頃から今までぼんやりと悩み考えてきた問題が、すべて「帰属意識」という言葉に収束されるということを知ったのは、大学2年の冬でした。
【帰属意識】
―何らかの集団やコミュニティに所属していると感じること。
私は4月7日の2:39現在、大学生で、法学部で、政治学科で、サークルにもゼミにも入ってて、バイトもしてて、出身は沖縄県で、女性である。
「所属する」「コミュニティ」が一人の人間にいったいどれぐらいあるんでしょうね。そして所属者はそのコミュニティに対してどのような認識を持っているのか。
まあそりゃ当然千差万別なんですけど、私は大抵、
「そこで特別な感情をつくりたくない」
と思ってます。
でも普通に考えてそんなのムリです。あるコミュニティ内で活動するということは、そこに対する特別な思考を行うことを強いられる、ということだから。
そこに思い入れを存在させることがコミュニティの狙いだから。
そうなるとやはりどのコミュニティにも熱い想いのある人はいるわけで、そういう人たちを見ていると、自分の中で想いの均衡をとろうとしてるのかなぁと思います。
まあ自分が単なるあまのじゃくだとか、冷めてるって言ってしまえばそれまでなんですが…
こういう性格で「特別な感情をつくりたくない」感情が暴走すると、単なる思い入れがコンプレックスに進化したりします。
私が沖縄県出身であることにコンプレックスを抱いたのもこのような経緯でした。周囲は沖縄県を愛している人が多くて、私はそれに素直に同調できなかった。
「素直に同調できない」というのはとても面倒です。あまりお薦めしません。子どもじみた感情のわりに、心の奥底にいつまでも頑固にこびりついている。
帰属の対象にある場所から離れようとすればするほど、そこに対する帰属意識は強くなっていくんだなぁ、と身をもって感じているところです。
帰属意識と一口に言っても、それが純粋な愛情なのか、コンプレックス(あるいは劣等感)なのか、それともまた全然違う別のものなのか、まあ色々あるんですね。
というのが今回言いたかったことでした。
ではまた!