読書録:新藤晴一「時の尾」

新藤晴一「時の尾」を読みました

時の尾

時の尾

papyrusという雑誌で連載していたものをまとめたもの。


新藤晴一ポルノグラフィティのギターの人です。
ファンだからとりあえず買っとこうと思って去年の5月に発売されてすぐ買ったのですが、本を開いたのは今年の3月でした。



ガチガチの物語です。
内戦から生き延びて荒れた街で暮らす少年兵が、行き別れた姉と再会するためにどうにかこうにか頑張る話。



ポルノグラフィティの楽曲の詞はだいたい彼が担当していて、あーこの人の詞言い回しが独特だなーフィクション的な詞多いなーと思っていたのですが、まさか小説を出すとは思っていなかったのでびっくりしました。


ちょっと気負って読んだのですが、特に違和感を感じることもなく、途中で飽きることもなく無事に読み終わることができたのでよかったです。




頭の中の想像を形にするための方法は、一人につき一通りではないんですね。
当然と言えば当然なのですが、本業以外の分野でモノを創り出すということは割と難しいのではないかと思います。それを社会に出す形にまでするのなら、なおさら。
まあ私は何も創造したことがないのですが…



最後に、小説の土台となったであろう曲を載せておきます。
ちなみに曲は2002年。