江戸っ子味めぐり - 太田記念美術館 他


もう行ってから1ヶ月以上経ってるので記憶が薄れ気味です。

歌川豊国の「三座歌舞伎つゞき」という絵がなんだかいちばん印象強かった。歌舞伎座を客席も含めて一望してる絵で、舞台の役者より客が席に持ち込んでるお弁当的な食事のほうに目が行って…。今は食べ物持ち込み禁止かどうか知らないけど、昔はわいわい騒ぎながら観れたのかなとか思った。

あとは四代歌川国政の「志ん板猫のそばや」がいつ観てもかわいい。そば屋を営む擬人猫がめっちゃ働いてる。ちゃきちゃきしててかわいい。

江戸当時の屋台を描いたのが多かった気がする。天ぷら、そば、それから水を張った桶にキュウリとか果物とか入れて冷やした「水物」と呼ばれていたものなど。

女将さんが魚とか見てどう調理しようか考えてる絵があっていいなぁと思ったんだけど、誰が描いてどんなタイトルだったか、作品リスト見ても思い出せない…。
豊国が多かったから豊国かもしれない。


食事風景を写すのは今のテレビ番組でも人気だし、食に関することはやっぱり人々の関心高いんだろうなとか思った。

そんな感じです。


で、3月に東京メトロが浮世絵スタンプラリーなるものを開催していた。

期間終了の4日前に知った。もっと早く知っておけば…


とりあえず明治神宮前駅のスタンプは間に合った。
もっと時間があれば、その浮世絵が描かれた場所に行って当時と現在の風景の違いに風情を感じることができたんだけど、まあ仕方ない。


こういう浮世絵に関する期間限定の展示とかイベントとかに参加することに、なんだか義務感を感じ始めてる気がして、それって……って考えが頭をよぎるんだけど、自分が積極的になれる唯一の趣味だからそれでいいじゃんって思うようになった。