2月末に開始して5月末に初心者講習が終了したから、丸3ヶ月。
考えなしに勢いで始めた割に、ちゃんと終えることができてほっとしている。
はじめは本当に何も知らなかったから、最後の講習で短い(2人で5往復程度)会話が(なんとなくだけど)できるようになったときは、オッ頑張ったな~と思った。
大変だったこと
なんというか、外国語学塾もこんな感じかなと思った。
・表情をつける
・動作は大きく、はっきり、ていねいに
・単語がわからなかったら知ってる単語で言い換える
だいたいこれらをよく指摘されたし、自分の場合は
・手話に関係ない動作をつけるな(無意識に首を縦に振る癖があったらしく、直すのに苦労した)
・手話じゃなくて相手の表情を見ろ
などもよく言われた。
わたしは健常者だろうがそうでなかろうが会話すること自体にめちゃくちゃ苦手意識があるから、マインドをオープン気味にしないと結構厳しいなと思った。むしろ手話を習得することでコミュニケーション能力がマイナスからゼロくらいには浮上したかもしれない。今月28歳になった人間の言うことかこれ?
嬉しかったこと
指文字覚えるのが他の受講者に比べてめちゃくちゃ早かったってさ。わあい。
職場の人(むかつく)のあだ名を指文字で練習してたらすらすらできるようになったよ。
あとはやっぱり、知らない言語を覚えられたことが嬉しかった。別に今まで手話ができなくて困ったことなんかないけど、表現のレパートリーが自分の中に増えたことは嬉しい。
おもしろかったこと
途中で音が聴こえなくなった人と、生まれつき音の聴こえない人とでは、手話のやり方が異なるということ。
要するに、「日本語」の文法を知っている人と、知らない人。
手話をするときに、それぞれの手話のやり方を知っているとよい、とのことで、両方の考え方を教わった。説明がむずかしいので割愛します。
あとは手話単語の成り立ちを知るのがおもしろかった。
今はもう使われてないけど、昔は腕に注射をするジェスチャーをした後に「区」という手話をつけると「葛飾区」で意味が通じたらしいよ。
ヤバい手話結構あるかもな。
口で喋れないということのもどかしさを感じられただけでも、受けた意義があるなと思った。
1ヶ月くらい休んだら、ひとつ上の講習を受ける予定。