21. 1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築素材と人びと - 東京都庭園美術館、9/13
小部屋の連続がなぜか落ち着く。
当時最先端のアール・デコ文化を広げたフランスの芸術家たちと、内匠(たくみ)省に所属する100名もの建築エリートによる室内装飾……
大理石サンプルやガラスサンプルが観れたのかなりよかった。
22. 美ら島からの染と織 色と文様のマジック - 松濤美術館、9/13
21.からはしご。今見返したらどっちもブログ書いてたね。
23. サムライ 天下太平を支えた人びと - 江戸東京博物館、10/6
家に帰るにはもったいないなと思った微妙な空き時間にポンと入って観に行った。
書類資料の多いことね…。とにかく記録記録、という感じの当時の平ざむらいたちのマメさに感謝。「ふつうのさむらいのふつうの暮らし」はなかなか知れることじゃないね。
24. ラスト・ウキヨエ 悳俊彦コレクション - 太田記念美術館、11/15
このポスターうつくしいよね。
と思ったら17.でも太田記念美術館のポスター気に入ってたね。
江戸時代最盛期の浮世絵とは明らかに異なる雰囲気、女性の瞳とか見るとわかりやすかった。後期展示行けなかった…
25. 北斎 視覚のマジック 小布施北斎館名品展 - すみだ北斎美術館、12/11
すみだ北斎美術館はじめて行った、めちゃ綺麗だった。常設展すごかった、企画展と合わせて半日いれる。葛飾北斎のレジェンドたるゆえんがよくわかる館。
26. 大浮世絵展 - 江戸東京博物館、12/12
同じ絵を何度観ても、なんでこんな構図で描こうと思ったの?とかなんでこんな繊細な着物の柄や髪の毛が木版で刷れるの?とか、疑問は尽きない。
今回は写楽がまとめて観れて満足。あと喜多川歌麿の絵が展示の導入としてふさわしいなと思ったな。蚊帳などの季節のモチーフや、吉原遊女の一日を描いた画を通して、私たちは一気に江戸の世界へ飛べる。
2014年の大浮世絵展も行ったよ。あのときのベアブリックまだ元気だよ。
常設展も行った。めちゃめちゃ楽しかった。常設展だけで丸二日いれる。
展示は以上。展示会に行くペースは後半で失速した感。体力の問題。東京のおじいちゃんおばあちゃんはマジですごいよな。めちゃくちゃ疲れるよ…。でも観たいものたくさんあるよね。
あとこれについて書かねばなるまい。
2015年の春画展(永青文庫)の開催までの長い道のりについてのドキュメンタリー。
日本より先にイギリス大英博物館で開催された春画展の日本巡回、のはずが、多くの公私立博物館が打診を断るという異常事態。「自分のところではやりたくない」という気持ちが先に立ち……。
それでも開催に向けてたくさんの方が奔走し、蓋を開けてみれば大盛況、こぢんまりとした永青文庫に長蛇の列。実際観に行ったけどめちゃくちゃ混んでましたね平日でも。
映画に登場した関係者の皆さんが「本党は国立の博物館や美術館でやるべきなのに」とおっしゃっていたのが印象的。国が先導を切ってやれなかったところに、春画という芸術に対して妙な意識が挟み込まれていると感じる。
あの展示にどれだけの人の研究と説得があったかを知れてよかったし、私は知るべきだと思った。
2019年も観たいものを観れて楽しかったな〜!ありがとう美術館!